Web Intentsとは
Google、複数のWebアプリでのコンテンツ編集を可能にするAPI「Web Intents」を立ち上げ - ITmedia ニュース
米Googleは8月4日(現地時間)、写真や文書などのオンラインコンテンツを多様なWebアプリで閲覧・編集・共有できるようにすることを目指すプロジェクト「Web Intents」を立ち上げたと発表し、APIを公開した。
同社のモバイルプラットフォームであるAndroidでは、既に「インテント」によってコンテンツを扱うアプリを呼び出せるようになっているが、Web Intentsは、この機能をWebアプリ向けに、より充実させたものになるという。
InfoQ: Web Intent: GoogleによるWebアプリ連携メカニズム簡単にいえば、Web上でAndroidみたいにアプリ間の連携ができる凄い仕組みです。
Google Chromeチームが Web Intentをリリースした。これはサードパーティサービスのカスタムAPIを使わずに、Webアプリケーションを連携可能にするAPIだ。Web IntentはAndroidのIntentのWeb版に相当するもので、実行時遅延バインディングを使ってアプリケーションとサービス間の疎な結合を可能にする。Web Intentはユーザフレンドリーな仕組みを提供することで、ユーザ自身によるサービス連携をコントロール可能にする。これにより、開発者の仕事も楽になる。
Intentの仕組みを知り、Androidにハマった身としてはWeb Intentsはかなりアツい技術です。
公式ページはこちら:Web Intents : http://webintents.org/
今回はコチラのトップページと中段にあるDefault Intentsの各ページを日本語訳しました。
Web Intents http://webintents.org/
導入
ユーザーは、画像を共有する、ドキュメントを編集する、音楽を聞く、のような日々のタスクを処理するためにWeb上で多くのことなるサービスを使う。
ユーザーはそれらのアプリケーションがお互いにシームレスに接続され、動くことを期待する。あらゆる新しいサービスを予測し、ユーザーが好むあらゆる存在する外部サービスと一体化することは開発者にとって不可能だ。
したがって、開発者にとって莫大な費用で数少ない選ばれたAPIと一体化することを選ばなければならない。Web Intents はこれを解決する。
Web Intents はクライアント側のサービスの発見とアプリケーション間の通信のためのフレームワークである。
サービスはユーザーの利益になるようにアクションを処理できるインテンションを登録する。
アプリケーションは特定の動詞(共有、編集、閲覧、選択、など)のアクションをスタートする要求をし、
システムはユーザーの設定に基づいたユーザーが使うための適切なサービスをみつけるだろう。Web Intents はユーザーをサービス統合のコントロールに置き、開発者の生活を簡単にする。
API
Web Intent API はシンプルに使うことが出来る。
サービス開発者は、サポートするつもりのインテントと、受け取ったデータでしたいことを定義する。
クライアントアプリケーションは単純に、与えられたパラメータで新しいアクションをプログラムを起動する。インテントの登録
<intent action="http://webintents.org/share" type="image/*" href="share.html" disposition="window|inline" />action
必須: 実行したいアクションを説明する動詞
type
オプション: タイプはフィルター
href
オプション: 指定されている場合、それはユーザーがサービスを選択した時に読み込まれているアクションを指すようになる。
未定義の場合、現在のページを使う。
disposition
オプション: 指定されている場合、それは"window"か"inline"のどちらかになる。
指定されていない場合、"window"がデフォルトになる。
"inline"が提供された時、サービスページはピッカーとして同じコンテクストで開かれる。
"window"の値は、新しいコンテクストでサービスを開く。
呼び出し
var intent = new Intent("http://webintents.org/share", "text/uri-list", "http://news.bbc.co.uk"); window.navigator.startActivity(intent);デフォルトインテント
我々は、大多数のアプリケーションとサービスが使うことを望むデフォルトインテントの一式を照合する。
インテントを定義するために使われるスキーマURLは、自己文書化するようにデザインされている。JavaScript Shim
これは根本的に新しいプラットフォームの機能で、どのブラウザでも実装されていない。
補正して、今日のリッチなアプリケーションを構築できるように、我々はAPIの互換性のあるJavaScriptシムを構築している。始めることは簡単で、あなたのサイトに以下のコードを追加するだけだ。
現在、IE8, IE9, FF 3以上, Chrome 5以上, Safari を利用するユーザーが Web Intents の機能性を使うことができる。<script src="http://webintents.org/webintents.min.js"></script>コントリビュート
あなた自身がシムのホストしたい場合、the code repositoryに訪れてください。
議論に参加したい場合は、 Google Groupに参加して下さい。拡張
インテントは、システムにハードコードされているどちらでもなく、アクションとデータタイプに基づいてマッチされている。
これは拡張やカスタマイズを簡単にする。
例えば、アクションの動詞がアクティビティストリーム"post"で、データタイプがアクティビティストリームオブジェクトのタイプの"audio"であってもよい。
以上がトップページの日本語訳です。
間違いや何か気になることがあったらコメントなどで指摘して下さい。